タケチ シンジ   Takechi Shinji
  武知 進士
   所属   崇城大学  薬学部 薬学科
   崇城大学大学院  薬学研究科 薬学専攻
   崇城大学大学院  工学研究科 応用化学専攻(修士課程)
   職種   教授
分野ライフサイエンス
タイトルバイオスピンと疾病との関連の解明
シーズ名生活習慣病の診断法の開発
キーワードバイオスピン、フリーラジカル、メイラード反応、生活習慣病
研究シーズ概要健康の維持・向上に貢献するため疾病要因となる素因の解明とその作用機構の解明を目指している。特にバイオスピン(生体内で産生される常磁性分子種=フリーラジカルの総称)を強力に産生するDHP類(メイラード反応によるAGE化合物の一種)による疾病との関連について、微生物および細胞を利用した生化学的・分子生物学的手法を駆使した細胞毒性ならびに遺伝毒性の評価、同化合物による細胞内環境の攪乱メカニズムを解析している。
利点・特長・成果反応性の高いDHP類を合成し、その細胞毒性ならびに遺伝毒性の評価を解析できるのは本研究室のみである。
その他の研究ダイオキシン類暴露が及ぼす生体への影響について
メッセージ(企業へ)DHP類のDNA鎖切断作用を、初めて明らかにしたのは我々である。しかも、このDHP類は不安定で扱い難い化合物であるが、言い換えれば、化学的に反応性が高い化合物である。したがって、生体内でのDHP類の存在を直接的に調べるのは困難であり、また、その他の諸性質についてもほとんど知られていない。ところが、DHP類の酸化(脱水素反応)による変化生成体であるピラジン類は、食品の生産、加工、調理の過程で生成され、食品中の存在は香味成分として周知の事実( J.Agr.Food Chem ., 21 ,22-30,1973)である。他方、生体内のピラジン類の存在は、糖尿病患者の血中、尿中の増加がすでに報告( Analytical Chemistry ,45 ,763-767,1973)されている。このピラジン類の前駆体であるDHP類の生体内での生成、そしてその存在と分布が、生体へいかなる影響を及ぼすかを明らかにすることは、人の健康維持と疾病からの防御に資するものと考えている。