ニシダ マサシ   Nishida Masashi
  西田 正志
   所属   崇城大学  工学部 ナノサイエンス学科
   崇城大学大学院  工学研究科 応用化学専攻(修士課程)
   崇城大学大学院  工学研究科 応用化学専攻(博士後期課程)
   職種   准教授
分野ライフサイエンス
タイトル水環境調査を産業的に利用しませんか
シーズ名~熊本県の環境水の水質分析とスイゼンジノリ量産への取組み~
キーワード水質分析、スイゼンジノリ、硝酸態窒素
研究シーズ概要スイゼンジノリは熊本県や福岡県のみで産生するラン藻類であり、産生する多糖類のサクランがきわめて高い保水性を有するため、化粧品原料などに注目されている地域固有の生物資源です。
 水生生物のスイゼンジノリの生育には水質が重要であると考えられることから、熊本県のスイゼンジノリ養殖場、あるいは近接する河川・湧水、その他熊本県内各地の地下水の水質分析を実施し、生育に適する水質に関して知見を得ました。さらに増殖に対する生物学的調査も行い、共存藻類の影響についても検討しました。
 以上の知見に基づき、人工培地を用いて、温度や光などの条件を制御する小規模閉鎖系による人工培養を実施し、養殖場より高効率に培養することに成功しています。
 培養スケールの拡大によるスイゼンジノリ量産に期待が持てます。
利点・特長・成果■熊本県は工業、農業などのさまざまな産業において、清澄で豊富な水資源を使った地域特有の産業が育っています。一方で近年、地下水量の低下等に伴う地下水の水質変化も懸念されており、これらの産業を興すうえでは水質調査が欠かせないと考えられます。

■西田研究室で実施可能な水質分析は、陽イオン(極微量成分でない各種金属イオンやアンモニウムイオン)、陰イオン(硝酸イオン,亜硝酸イオン,塩化物イオン,硫酸イオン,リン酸イオンなど)、酸素消費量(COD,BOD,TOC)、溶存酸素、大腸菌群数などとなっており、一般的な水質測定項目のかなりの部分に対応できます。
その他の研究●機能性配位子の錯形成能と金属イオンの分離・分析への応用
●イオン交換体を利用するチタン族あるいは希土類金属の相互分離
●硝酸資化性菌を用いる環境水中の硝酸態窒素の除去
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