シュトウ ケイコ   Shuto Keiko
  首藤 恵子
   所属   崇城大学  薬学部 薬学科
   職種   講師
分野ライフサイエンス
タイトル新たなCF炎症治療薬の開発を目指して
シーズ名〜〜
キーワード嚢胞性線維症(CF)、TLR、シグナル抑制分子、SIGIRR、IL-37
研究シーズ概要細胞外に一つのimmunoglobulinドメインをもつ I 型膜貫通タンパク質であるSIGIRRは、抗炎症性サイトカインとして知られるIL-37をリガンドとして、自然免疫受容体であるTLRやIL-1受容体による炎症性シグナル伝達を抑制します。しかしながら、炎症性疾患におけるIL-37-SIGIRR経路の機能やその病態生理的役割は未だ解明されていません。
 本研究では、cAMP依存性のクロライドチャネルを原因遺伝子として、過剰な慢性呼吸器炎症が病態の基盤をなす嚢胞性線維症(CF)に着眼しました。気道上皮細胞株や初代培養気道上皮細胞およびCFモデルマウスを用いて、SIGIRRの細胞内・膜上発現量やその安定性、IL-37による抗炎症作用等を正常・CFで比較し、上記の疑問点を明らかにする研究に取り組んでいます。
利点・特長・成果CFの原因遺伝子である変異CFTRを標的とした治療薬が開発され、その成功が期待されている一方で未だ解決できない問題として挙げられているのがCF患者の多くで認められる感染症およびそれに伴う慢性炎症です。つまり、CF気道感染および炎症の分子基盤の解明および感染・炎症を調節する因子の探索は、今後ますます重要になると推測されます。
 今まで得られた検討結果より、CF細胞特異的にIL-37-SIGIRR経路が機能しないことが明らかとなってきたことから、IL-37-SIGIRR経路の活性化を標的とした新たなCF炎症治療薬の可能性について今後模索していきたいと考えています。
その他の研究■SLRPファミリータンパク質による自然免疫調節機構の解明
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